イベルメクチンの副作用
イベルメクチンの副作用について
コロナの予防や治療に効果があるのではと大きな注目を集めているイベルメクチン。
副作用は少ないという噂もありますが、本当にそうなのでしょうか。
イベルメクチンの副作用について公的なサイトの記述を元に注意点や副作用を調べてみました。
※新型コロナウイルス感染症に関わる情報の含まれている記事です。
厚生労働省や首相官邸のウェブサイトなど公的機関の情報もご確認ください。
イベルメクチンの副作用の症状
製薬会社の添付文書などでは、イベルメクチンの副作用の出現頻度はとても低いものでした。
主な副作用は次の通りです。
副作用 | 発生頻度 |
---|---|
めまい | 頻度不明 |
かゆみ | 0.1~5%未満 |
吐き気 | 0.1%未満 |
下痢・便秘 | 頻度不明 |
全く副作用がないというわけではないですが、副作用の頻度は少ない薬です。
なお、重大な副作用の出現率はめったにありませんが(頻度不明)このような副作用も報告されています。
- 重い皮膚、粘膜障害(中毒性表皮壊死融解症・スティーブンス-ジョンソン症候群)
発疹、水ぶくれ、皮膚のはがれ、皮膚の熱感や痛み、発熱、頭痛、せき、角結膜炎(眼の結膜と角膜の炎症)、だるさなど - 肝機能障害
皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)、だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみなど - 血小板減少
青あざ、鼻血、血が止まりにくいなど
いずれも頻度不明でわずかな出現率とはなっていますが、上記の症状が現れた場合はすぐに医師に相談しましょう。
また、イベルメクチンは飲んではいけない人もいるので、しっかり把握して飲むようにしましょう。
イベルメクチンを飲んではいけない人
イベルメクチンは誰しもが安全に飲めるわけではありません。
次に当てはまる人は注意が必要です。
- 妊娠、または授乳中の人
- イベルメクチンに対し過敏症の既往歴のある人
- 高齢者
- 体重15kg未満の小児
妊娠、または授乳中の人
妊娠中の投与に関する安全性は確立されていません。
妊娠・授乳中の方でイベルメクチンを飲む場合は医師の判断が必要です。
動物実験では最大容量の投与で催奇形性が確認されています。
※この実験では、最大容量として、マウス、ラット及びウサギにヒトの最高推奨用量のそれぞれ0.2、8.1及び4.5倍(mg/m2/日で換算)のイベルメクチンを反復投与しています。
製薬会社の資料では「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」と記載されています。
自己判断で大量にイベルメクチンを服用することはとても危険です。
また、母乳にイベルメクチンの成分が移行することが確認されています。
妊婦や授乳中の人で、イベルメクチンを希望する場合は、自己判断ではなく、医師に相談してください。
イベルメクチンに対し過敏症の既往歴のある人
過去に疥癬などの治療で、イベルメクチンを服用し、何らかの副作用が出た方も注意が必要です。
医師に相談してください。
高齢者の人
高齢者の方は一般的に肝臓や心臓・腎臓等の機能が低下している傾向があります。
また、他の薬剤を使用していることも多く、なんらかの合併症がおきる可能性もあります。
使用の際には医師に相談してください。
体重15kg未満の小児
体重15kg未満の小児に対する安全性は確立されていません。
医師に相談のうえ小児に投与してください。
まとめ
イベルメクチンは比較的副作用が少なく、安全性の高い薬です。
しかし、まったく副作用が出ないわけでもなく、イベルメクチンを服用できない人もいます。
現在、コロナウイルスに対するイベルメクチンの有用性が専門機関で研究されています。
コロナウイルスの予防や対策としてイベルメクチンを持っていたいという人も増えてきています。
現在イベルメクチンは海外医薬品通販サイトで購入できます。
これからイベルメクチンの購入を検討しているのなら、副作用や使用してはいけない人などのリスクをしっかり踏まえて考えることをおすすめします。
参照:イベルメクチンの有用性